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大船渡市「みんなのとしょかん」設置&8月9日の動き

 活動資金の支援を頂きました!
栃木県天台仏教青年会さま

書籍の支援を頂きました!
本に元気を込めて送ろう!プロジェクトさま

物資の支援を頂きました!
茨城県 神立 久美子さま

ご支援ありがとうございます。

今日は、大船渡市綾里(りょうり)地区へ、5館目となるの図書館の設置。
岩手県への設置は今回が初めてとなります。
早朝4時に集合し、一路大船渡へ。
途中渋滞などもあり、到着したのは午後1時。

この綾里地区は、大船渡市の中でも旧三陸町にある地域で、
この地区には学校図書館以外、図書館が無いのが現状です。
そのような点も含め、出来れば末長く活用して頂きたいという想いもありました。
そんな中で、B&G海洋センターさまの敷地内にコンテナハウスを設置させて頂く
事になりました。

この海洋センターは、プールなども併設し、子どもたちがよく利用する施設です。
そして、送迎する親御さんたちも多いので、 多くの方が利用できる絶好の場所でもあります。
また、すぐ近くにある綾里中学校の校庭には仮設住宅が設置されており、現在80世帯の方が
生活されています。少しでも、コミュニティの醸成につながれば良いと思います。

設置を了承した頂いた、B&G海洋センターさま、繋いで頂いた大船渡市社会福祉協議会さま、
国境なき奉仕団の桑原さま、当日取材をして頂いた地元紙の東海新報さま、
本当にありがとうございます。

今回の支援内容は、
コンテナハウス
本棚 5台
書籍 3500冊
管理備品 一式
となります。

設置には、足利からお手伝い頂いた青年会議所メンバー、OBメンバーの他に、
現地の社協さん、体協さんのスタッフさまも手伝って頂きました。

今回は本当にスムーズに設置が出来、本棚の設置から書籍の配置までに、
2時間とかからずに設置を終える事が出来ました。
これも、当日お手伝い頂いた皆様の協力もさることながら、
事前の仕分けに協力していただけた足利青年会議所メンバーならびに
栃木県天台仏教青年会メンバーの皆様の協力のおかげです。


おかげさまで無事に設置も完了しました。

昨日、地元紙である岩手日報さんから電話取材があり、話をさせて頂いた折、
記者さんが現地の取材に行った際、すでに地元の中学生などが
利用していたとの話を伺う事が出来ました。嬉しいですね。

また、設置させて頂いた入口に上記のポスターシールを貼らせて頂きました。
今回の図書館設置に際し、特にお力添えを頂いた企業、個人名を記載したものです。
今後は今までに設置させて頂いた図書館も含めてこのようなシールを貼らせて頂く
予定です。

 

その後、東松島市の「みんなのとしょかん」が設置されているグリーンタウンやもとに
お伺いさせて頂き、支援物資をお届けしました。

支援したのは
ノートPC
プリンタ
エアロバイク 2台 です。

エアロバイクの支援に関しては、スポーツメーカ―のミズノさまと、
地元のスポーツ店でもあり、今回の図書館設置に際してもご協力頂いた
アベスポーツさまのご尽力を頂きました。
本当に感謝です。

ちなみにPCとプリンタは店舗限定品を並んで買いました…
そんなに資金に余裕はないので…

今回、そこまでして支援をさせて頂いたのには理由があります。

現在、被災地では避難所から仮設住宅に移る時期になってきました。
しかしながら、仮設住宅内では、
・責任者がなかなか決まらない
・個人情報でもあるので、誰が移り住んだのか等の名簿が無い
・経済的にも余裕が無い中で、周囲との関係にまで気が回らない
・自治会費なども集めづらいため、自治会運営もままならない
などの問題が多くあり、コミュニティの形成が非常に難しい状況にあります。
ニュースなどでも、仮設住宅内の孤立化、孤独化はよく取り上げられていますが、
実際に深刻な状況です。

そんな中このグリーンタウンやもとの仮設住宅は素晴しいコミュニティを
作られています。
住民の方が自ら積極的に動き、自身の仕事もままならないのに、協力し合い、
住民ボランティアを組織し、仮設住宅一軒一軒を歩いて回り、名簿を作り、
地域みんなで出来る事を常に模索している。
図書館の管理もそのような方々がいるからこそ成り立っています。

さらに1カ月程度しか住んでいない仮設住宅で、自分たちで夏祭りを企画し、
その売り上げを自治会費として活用する計画を考える。
もちろん個人への収益など一円もありません。

色々な企画を考えていました。
強制ではなく、任意での参加を促す姿勢なども本当に素晴らしいものです。

 色々な仮設住宅にお伺いさせていただいていますが、
この地区は間違いなく、今後の仮設住宅でのコミュニティのモデルに
なり得る地区だと思います。
そして、他地区から視察され、目標となるようなコミュニティになって欲しいと思います。

「みんなのとしょかん」が提供させて頂きたいのは、本という物だけでなく、
その貸し借りなどを通じて出来るコミュニケーション、
図書館がある事によって生まれるコミュニティ、
つまり人の交流を支援したいのが本来の目的でもあります。
いくら物を支援しても、それを活用できる「人」が、「地域」がなければ私たちの活動は
何の意味も為さないのです。

この東松島市の仮設住宅のモデルが他の地区に広がり、
自分たちもこんなコミュニティを作りたい。
そういった目的を持った方々を私たちが支援させて頂く。
そんな流れが少しでも増える事で、私たちが支援できる幅も
広がっていくと考えています。

 支援して頂いた人も、
支援された人も、
そして繋ぐ私たちも、
全てが良かったと思う支援を継続したいと思います。

全ての皆様に本当に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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