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6月25日の動き

今日は、石巻市渡波地区に仮設図書館設置。
今回は湊中の設営もお手伝いいただいた、都内より参加の浅井さん、
足利青年会議所の現役およびOBの皆様、それに私を含め計7名です。
渡波地区は、被災状況が厳しいため、図書館として活用できる
建物もあまりありません。
という事で、今回はコンテナハウスを準備し、
仮設図書館を設置します。

屋根も支援いただきました。
今回の支援内容は、
コンテナハウス
入り口用テラス
書籍3000冊、
本棚5台
玩具一式
管理備品一式
等です。
本当に多くの方のご支援を頂いています。

図書館を設置する際に、書籍とは別に、必ず準備させて頂くものが
あります。

それは「色彩」のあるものです。

被災地に暮らす方の苦労は勿論測り知れませんが、
何より厳しいのは、常に倒壊した家屋と、瓦礫を見て
生活をしている事です。
「瓦礫を毎日見ていると気が滅入る」
とある被災地の方から言われた言葉です。

それ以降、図書館には必ず色彩豊かなものを準備しています。
今回は、浅井さんに準備して頂いた貼り絵です。

やはり、色彩鮮やかなものが一つ入るだけで、雰囲気は変わります。
作成をして頂いた、子どもたちに心から感謝です。

この渡波地区は津波の被害がかなり厳しい場所です。
その中で、今回設置させて頂いた、「伊去波夜和氣命神社・通称明神社」。
地域のコミュニティの中心的な存在です。
今回図書館を設置した敷地には、以前はシーソーやブランコなどがありましたが、
津波で全て流されてしまいました。
今回の図書館が、代わりとはいかないまでも、
少しでも地域のお役に立てばありがたいです。

その後、夕方になってしまいましたが東松島市へ移動し、
4館目のお打ち合わせ。
今回は仮設住宅が集中する中に立つ、
「仮設の公民館」内への設置依頼です。

現在は350世帯、約800名が住んでいるこの仮設住宅。
今後も増設され、最終的には約850世帯、2400名近くが住むとの事、
しかしながら、その立地は決して良いとは言えません…
空き土地が限られている事もあるのでしょうが、
周囲を山に囲まれ、
近隣にはスーパーはおろか、コンビニもありません。
車が無ければ、当然出掛ける事もままならない場所です。
ここにも、被災地の厳しい現状があります。

その中にコミュニティを促進するために仮設の公民館が
建っていました。


まだ、活用がされていないこの場所へ、図書館のお話をして頂いた
方がおり、その人のご紹介で伺う事になりました。
予定としては4000冊程度の規模の支援を考えています。
また、広いスペースもあるので、キッズヨガや、落語の寄席なども
十分開催可能です。
この地区の区長さんにイベントなどの提案もお話したら、
とても喜んでくれていました。
何としても実現させたいですね。

早速準備に入り、遅くとも7月中旬までの設置を目指します。

とりあえず、3館目の設置も無事完了いたしました。
今回の設置に関し、
コンテナハウス提供…櫛建さま
本棚提供      …東建ビルダーさま
テラス提供     …三建さま
コンテナ陸送   …藤光建設さま
玩具提供     …東京おもちゃ美術館さま
ウッドワーロックさま
書籍支援     …サムライファクトリーさま
高野山真言宗徳恩寺さま
浅沼経営センターさま
ご支援いただいた多くの皆様
設置支援     …浅井さま
足利青年鍵所メンバー、OBの皆様

本当に多くの方のお力添えがあって、設置が出来ました。
心から感謝申しあげます。

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