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「誰がやるか」ではなく「誰にやるか」

今日、とある方と電話で話しました。
電話の相手は、私たちと同じ被災地支援をずっと続けている、
ボランティア団体の方。

その方からお話を伺っていると、
どうも、話の方向が見えない点がいくつか…

以前、図書館を設置する予定だった地域がありましたが、
諸般の都合により設置が見送られたことがありました。
その図書館の設置が出来なかったことに対して、
私たちがその団体が関係しているという事で
クレームをつけたとか、、、

勿論そんな事実はありません。

相手の方も話していながらも、
何か解せない感じです。

お互いの話をしているうちに、
話の概要と、なぜそのようになったのか、
ある程度の理由も推測できました。

その理由を書くことは出来ませんが、
少なくともその地域にとって
喜ばしい理由とは言えません。

以前にも話しましたが、
「誰が支援を行うか」なんていうものは、
完全にこちらの都合であり、
自己満足に過ぎません。
支援を受ける相手にとってはどうでもいい話です。
「誰に支援を行うか」が大切なのです。
その支援の手が私たちである必要は全くありません。

さらに、
少しずつ支援の手が細くなっている中で、
力を合わせることはあっても、
支援する団体同士が争うなど、
あってはならない事です。

最終的にはその団体さんと、
協力し合うことになりました。
そんな話を聞きながらも協力を申し出てくださる、
本当に素晴らしい団体です。
とても嬉しい出会いを頂きました。
心からそう思います。

地域の復興は綺麗ごとだけでは済まされません。
そんなことは分かっています。
ただ、被災地支援を生活の糧として、
生活費を稼ぐ輩は確実にいます。

否定もしません。
そういった方によって助かっている方がいるのも
また事実です。

ただ、
どんな状況になろうとも、
私たちは
「誰が支援するか」
「誰の名前が表に出るのか」
を問うのではなく、
「誰に対して支援できたのか」
を常に考えられる団体でありたいと思います。

どのような形であろうとも、
私の預かり知らぬところで起こった問題だとしても、
「みんなのとしょかん」という団体が
関与していた問題である事に変わりはありません。
その結果、相手の団体さまにご不快な思いをさせた事は
事実です。

この場を借りてお詫び申し上げますと共に、
今後、お力添えを頂ける事に心から感謝申し上げます。

みんなのとしょかん
 川端秀明

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