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助成金について考える

先日、申請した助成金が認められたとの事。
今後設置する図書館は、中長期にわたって、
地域に必要とされる図書館となって頂くため、
少し規模や形態が大きくなります。
ということは、一館当たりの設置費用は増大します。
助成が下りてほっとする反面、
図書館の設置を検討する際に、
まだ寄付金や自己資金だけでは賄えていない、
という悔しい現実を考えさせられる、
複雑な心境もあるのが本音です。

震災から1年半が過ぎ、
申請できる助成金は減少しています。
また、あっても拠点が被災地にある団体、
1年以上の活動経験がある団体、
など限定したものが多くなっています。

ですので、ある程度、助成金の申請に
慣れているボランティア団体は、早期から本拠地を
被災地に設置もしくは移転しています。
そうすれば、双方の条件を満たせますので、、、

しかし、それはやはり助成金に頼る形態であり、
裏を返せば、助成金が切れると、
支援する団体も減る、という
現実は何も改善されてりません。

誤解をしてほしくないのは、
助成金が悪いわけではありません。
もちろん重要であり、とても有り難いものです。

しかし、助成金は、
「有り難いもの」「助かるもの」ではあっても、
「無くてはならないもの」として
見てしまってはならないという事です。
それは無くなったら、どうにもならなくなる、
という事になってしまうので。。

私たちの在り方の問題でもありますが、
震災の早期段階においては、
助成金を活用させて頂きながら、
次のステップとして、
自身の活動をしっかりと外部に発信し、
多くの方や企業にご理解を頂き、
共感を頂くことで、
中長期にわたって出来る、
支援の形態を模索し、
準備、実践することが
大切です。

地域の自立を促進するのであれば、
まずは自分の組織がしっかりと自立できることが
何より大事です。
そういった意味では、私自身も反省することばかり、
まだまだ駄目ですね。

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