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アーカイブプロジェクトはじめます

みんとしょサポーター(活動資金のご支援)となって頂きました!

八王子市 テヅカヨウコさま

ご支援ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

書籍のご支援を頂きました。

法政大学大学院 坂本光司研究室さま
流山のジージさま

いつもご支援、本当にありがとうございます!

震災から1年半となった今日は、
とあるお願いをするため、石巻市と東松島市の
仮設住宅の運営コミュニティへお邪魔しました。

「震災のアーカイブ(保管しておく記録集)を作りませんか?」

なぜ、地震が起きたかなどのメカニズムの解明や、
ハザードマップの再設定などは、
政府や自治体などによって進められています。

しかし、今回の震災で遺すべきものは
もっとたくさんあります。

特に個人的に遺したい、と思うものは、
被災状況などは勿論のこと、
・避難所での生活環境、
・避難所から仮設住宅へ移る際の状況、
・仮設住宅の不具合状況、
・ボランティアとの関係性、
・効果的なボランティア活動の在り方、
・コミュニティの再形成の難しさ、
・数年後、復興住宅へ移る際の環境の変化、
・復興住宅でのコミュニティの形成、
などです。。。
これらは生活に密着した情報であり、
実際にこの体験をされた地域の方でなければ
うかがい知ることが出来ないものです。
そして、地域の方が今、何より苦労されている事項でもあります。。
今までこのような状況になった前例はほぼありませんし、
仮にあっても、地域生活に基づいたアーカイブは何も残っていません。

また仮設住宅という、様々な地区で被災された方が一堂に
住み暮らす場所にいる今の時期でなければ、
情報の集約は難しくなってしまいます。

上記の状況の記録を遺しておくことで、
将来、起こるかもしれない大規模災害に対しての、
防災、減災の一助にすることは勿論、
避難所や仮設住宅への移住を余儀なくされた方が、
一日も早く安定した生活を送るためには、
無くてはならない情報でもあります。

しかしながら、それらの生活に密着した情報を集めるためには、
外部の人間がずかずかと、コミュニティに押し入って
聞きまくるのではなく、
地域コミュニティとの協働で、
相手に嫌な思いや、つらい思いをさせることなく、
丁寧に情報を集めることが肝要です。

また、被災者それぞれの想いと、
現実的に、ビジョンをどう描いているか、、、
震災直後では語れなかったことも、
今ならば話せるかもしれません。

これらの情報をしっかりと保管し、
としょかんでも閲覧できるようにすることは勿論、
全国に発信することで、
今後の震災後コミュニティの形成に役立てられるように
したいと思います。



メディアでは報道されなくなったいまも、
以前と同じ姿の建物が残る、
震災から1年半後の
9月11日。
全ての記録をまとめるには相当の年月がかかると思いますが、
この記憶が薄れないうちに、
しっかりと記録を遺せるようにしていきたいと思います。

このプロジェクトには地域の方のご協力はもちろんのこと、
これらに制作に精通されている、企業や団体の力も必要になると思います。
もし、ご興味のある企業さまや団体さまはご連絡を頂ければ幸いです。

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